マンホールの中で再開した、朽ち果てて行く人魚を絵に描く画家の悲劇の物語
〜 ストーリー〜
・感想
画家の「ハヤシ」という男は、心の寄り所をマンホールの中の空間に求めていた。かつてこの汚い場所も昔
は川の流れる綺麗な場所であって、ハヤシには悲壮感が漂う。
そんな中ハヤシは、誰も居ないはずの下水道で「ビチャビチャ」と何か大きなものがはねる音を聞く。
近づくとそこには美しい女の人魚が居た。驚くハヤシだが、記憶を掘り返すと実はハヤシは昔、この地
が自然に溢れていた頃にこの人魚に合っていたのだ。
テレパシーで語りかける人魚の再開に喜ぶハヤシ。しかし、人魚は傷ついていてそこにはデキモノができていた。
苦しむ人魚を相手にハヤシは
「僕の家で治療をしよう」と言ってバスタブを購入し、家に住まわせる。
ハヤシは人魚の傷を治そうと薬や新鮮な食用の魚を買って来たりと必死になるが、人魚の傷は治るどころかどんどん悪化していく。
人魚は「私を絵に描きなさい」とハヤシに言う。
それからハヤシはとりつかれたように惨たらしく変化していく人魚を絵に描きつづける。
その状況を知らない隣の部屋に済む「ヒロシ」とその「妻」(久本雅美!!)はハヤシが全然外出しないことに不信感を持ち始める。
それから、遂に人魚の体に限界がやって来る。体はデキモノだらけになり、美しかった顔も無惨にただれ、体中から磯目のようなものが
溢れ始めた。そして、ヒロシの絵は完成する。人魚は
「せめてあなたの手で殺して」
とヒロシに言うとぐったりとしてしまった。もはやヒロシの精神は極限までに達し、ナタで人魚をバラバラにし始めた。すると、
人魚の体の中から赤ん坊が出て来た。しかし、すでに死んでいるようだ。
床に染まった血は下に住むヒロシ夫妻の部屋に浸透し、天井から血が落ちてきた。「何事なのか!?」と驚いた夫妻はハヤシの部屋を
訪れる。
そこにはバラバラに朽ち果てた人魚と、赤ん坊、そして、放心状態で遠い目をしたハヤシが、ナタで同じ所を作業的に振り続けてもう
必要のない行為を行っていた。
ハヤシは逮捕され精神病院に送られ、裁判で人魚はハヤシの妻であるということにされた。しかし、部屋で発見された一枚の鱗に関し
てはいかなる生物のものにも当てはまらなかった。
〜END〜
切ないストーリーです。ドキュメンタリー性は失われましたが、ドラマとして見るなら申し分無しです。
スプラッター要素は十分にありますが、それ以上に登場人物の心理が見事です。
今までのひたすら拷問とか残虐行為を行うものと違って、誰が悪いでも無く「悲劇」としか言いようがありません。
人魚役に綺麗な人(話によるとAV女優だそうです)を使っているので、綺麗なものが醜く変貌していく描写は、よりグロテスクです。
彼女は演技がうまく、終盤のうめき声や叫び声をあげるシーンは迫力があります。ハヤシ役の方も焦りとか悲しみの表情をうまく
表現しています。
とにかく可哀想なので、ギニーピッグシリーズの中では一番後味の悪い映画(けなしているのではない)かも知れませんね。
良い映画ですが、トラウマになりかねないのでピュアな人や子供には見せられません。
[PR]辻ちゃんTV番組で大絶賛:産後ママの最大の悩みリバウンド解決!